2011年7月31日日曜日

空き部屋共有サービスの事故防止策

今日の英文記事紹介は、空き部屋共有サービス「Airbnb」で発生した事故について。

Airbnb Responds After Vandals Ransack User’s Home

Airbnb(エア・ビー・アンド・ビー)は…

  • 空き部屋を旅人に貸し出して小遣い稼ぎをしたい貸主と
  • ホテル代を節約して旅をしたい旅人

をマッチングさせるサービスです。
普通に考えると、貸し主も旅人も「見ず知らずの者と一夜を共にすること」など恐ろしくて出来ませんが、Airbnbは、滞在後、お互いにお互いを「評価」させることでこの懸念を払拭しました。
悪い評価がつくと…

  • 今後、その貸し主の部屋には旅人が泊まらなくなる
  • 今後、その旅人に部屋を貸してくれる貸し主がいなくなる

ので、今後もAirbnbの利用を希望する者は、品行方正に振る舞わざる得なくなるのです。

僕はこのサービスを初めて知ったとき、疑問を感じました。それは、Airbnbの事故防止メカニズムは、貸し主や旅人に「サービス継続利用の意志」があることが前提であり、その意志がない者にはこの防止メカニズムは効力を発揮しないのでは、という疑問です。

けれども同時に、サービス開始後の事故件数がゼロということも知り、この程度の防止メカニズムで十分なのかと無邪気に信じていました。

しかし、僕は、そして多くのAIrbnbユーザーは無邪気すぎたようです。
事故は発生しました。

被害にあったのは貸し主の「EJ」。彼女は貸した部屋をめちゃくちゃに荒らされて、所有物を盗まれてしまったのです。

奴ら(旅人)は鍵をかけておいたクローゼットに穴を空け、中に隠したおいたパスポート、現金、クレジットカード、祖母から譲り受けた宝石を持っていきました。奴らは、私のカメラも、iPodも、ノートPCも写真や記事を保存しておいたバックアップ用のHDD、そう、私の人生全部を盗んでいったのです。

やはり、サービス継続利用の意志がない者には、抑止力は働かなかったわけです。

僕は、評価と評判をベースにした新サービスに大きな期待を寄せていたのですが、Airbnbはやはり無茶なビジネスモデルなのでしょうか?EJはモノを盗まれただけで済みましたが、強姦とか殺人などの犯罪が発生する前にAirbnbは店を畳んだ方がヨイのでしょうか?

ここで僕は思います。
Airbnbはどうせ店終いをするならこんな実験してください、と。

現在、Airbnbの会員登録をするには1)Facebookアカウントを使う、2)Airbnb専用のアカウントを新設するの二つの方法があります。これを前者だけにしてしまうのです。そして、他の共有型サービス(Zipcarなど)にもFacebookアカウント利用義務化をお願いするのです。

悪行の履歴が伝わる範囲がAirbnb内だけだと、EJのケースのように、空き部屋共有サービスを継続して利用する意志がない者には抑止力が働きません。でもその履歴がもっと広く共有されるようになると、例えばAirbnbで悪行を働いた者は…

  • Zipcarで車を借りることが出来なくなる
  • FacebookDealsの割引クーポンが提供されなくなる
  • その他色々なサービスが利用できなくなる
となれば、抑止力が強化されるハズです。
本案はFacebook社が「一人一アカウント。実名実写真」というルールを厳密に適用してくれることが前提です。ここに抜け穴があると「捨てアカウントを作って」悪行を繰り返す輩がでてくるでしょう。
一度ついた評判が、死ぬまでついて回る仕組みを「心地悪い。ヤダ」と感じる人が大部分と思いますが、僕は試してみる価値はあると思います。「評判から逃れられない心地悪さ」を「評判ベースのサービスから受ける便益」が上回れば社会全体の幸福度は上がるはずなので。
震災が発端となって原発政策の議論が巻き起こったように、何かをドラスティックに変えるには「契機」が必要です。Airbnb社は事業資金を調達したばかりで、現時点で廃業に追い込まれる可能性はないと思っています。ならばなおさらのこと、今回の事件を契機に、評価評判の伝達範囲をドラスティックに拡張してもらえないかなあ、と思う僕でした。はい。

2011年7月27日水曜日

結局、自分磨きしかないのだ

昨日に続き、ソーシャル転職関連の記事を紹介。

8 Ways To Recruit Startup Talent Using Social Media

スタートアップ企業が成長軌道に乗れるかどうかは人材採用にかかっています。けれども、スタートアップ企業は人材エージェンシーを使えるほど金銭的余裕のない場合がほとんど。そこでこの記事では、ソーシャルメディアを活用した人材採用のコツを8人の起業家に訊いています。

印象に残ったのは次の二人です。

Andrew Saladino, RTA Kitchen Cabinets:ハッシュタグと業界関連用語でツイッター検索をしてみましょう。そして候補者リストを作り、フォロワー数やツイートの質を見て彼らを評価しましょう。 その際、Follower Wonk‘s の「Compare whom they follow(フォロー比較)」機能で各候補者を業界のリーダー達と比較し「共通のフォロー」や「Wonk Score(人気度)」を見てみましょう。

採用において、候補者のフォロワー数やツイート内容、人気度が見られているというのは想定内ですが、候補者を業界のリーダーと比較する手法は意外に感じました。

  1. 業界のリーダーは見る目があるハズで
  2. そのリーダーと「共通のフォロー」が多いということは
  3. その候補者も見る目があるハズ

…という理屈なのでしょう。

業界のリーダーの中にもフォロー数が異常に多い人は存在し(佐々木俊尚氏は23000人)、その場合、共通フォローの多さは候補者の選球眼を保証しないとは思います。でも適切なリーダーをピックアップできれば、この手法はある程度有効なのではと思いました。

…しかし、です。

Colin Wright, Exile Lifestyle:ソーシャルメディアを活用して自分のブランディングをすれば、有能な候補者が自然に近寄ってきます。理想状態は、雇用条件に関係なくあなたと働きたいと思わせることで、自らの事業で活躍をして自分ブランドを確立すれば、優秀な人材を集めるのに苦労することはないはずです(でも集まってきた人材を後悔させないようにね)。

彼の意見は要するに「自分磨きしようね」ということ。これ、身も蓋もない意見に聞こえますが、真実を表しているんだと思います。

最初に紹介したAndrew氏の手法は面白いと思ったけれど、よくよく考えると、候補者も同様の手法で採用側を評価するハズですよね。フォロワーがゼロとか、退屈なツイートを連発しているようでは優秀な人材は近寄って来るわけがないのです。まず自分が魅力的にならないと。

記事中には全部で8つの意見が載っていますが、僕的な結論は一つ。

自分磨きしよ!

というわけで(社長じゃないけど)ブログ継続の意志を固くした今夜であります。
ではでは。

2011年7月25日月曜日

Google+で転職活動

今日の英文記事紹介は、Google+で転職という話。

HOW TO: Use Google+ For Your Job Search

僕は米国本社の人材エージェンシーに勤めているので、この手の記事は無視できません。早速読んでみると、Google+のビデオチャット機能「Hangout」を使う手法が紹介されていました。

元Porter Novelli社のJohn Havens氏は、Google+のビデオチャット機能「Hangouts」で転職活動に弾みをつけようとしています。 

Havens氏は自分の連絡先の中から影響力の強い人を選んで招待し、自身の求職ではなく、ソーシャルメディアや仮想通貨などについてディスカッションする場を設けようと計画しているのです。

彼は、最後には彼自身が「digitally downsized(※)」で新しい仕事に就く用意が出来ていることを参加者に知らせるつもりですが、ディスカッション自体は知的好奇心を満たす会話となるように注力するつもりです。 

Havens氏は言います「基本的に僕は、僕が雇用主に対してどんな付加価値をもたらすことが出来るかを見せる方法を考えているんです」

まず僕が思ったのは「ホントにこんなことするんですかあ?」ということ。

  1. ディスカッション参加者は、Havens氏がハブになって結びついているだけで、お互いのことを知らない
  2. オンラインでディスカッションするという行為自体に多くの人は違和感を感じる
  3. Havens氏が担当するであろう司会役にはそれなりの技術が必要で、多くの人が出来るわけではない
  4. なにより、Havens氏の計画はあくまで計画にすぎず、まだ実行されたわけではない。
    つまり、ネタに困ったオンラインマガジンが苦し紛れの記事を掲載したのだろう

…という疑いです。

でもこの記事は、Mashableという影響力のあるサイトの編集長の目をくぐり抜けたわけですから、むしろ次のように理解するべきなのでしょう。

  1. Mashableの読者(主に米国人)は、初対面の人とも臆せずディスカッションをする
  2. Mashableの読者は、オンラインディスカッションに違和感を感じない
  3. Mashableの読者は、ディスカッションの司会をこなす自信がある
  4. つまり、Mashable読者の多くは、この記事を現実的な提案としてとらえるだろう
今年の2月米国ボストンに出張した際、MITを訪れ、あるカンファレンスに参加しました。
その会場では、講師に質問を投げかけるのはもちろん、参加者間で質疑応答を繰り返す光景を何度も目にしました。ハーバード白熱教室の縮小版みたいな感じです。
あの光景を思い出すと、Hangoutでのオンラインディスカッションを開催というのは「ありえる」転職指南と思えてきます。
僕も日本の知人に呼びかけてやってみようかなー。
※「digitally downsized」の意味がわかりません。「業界のデジタル化にあおりで失職してしまった」という意味のような気がしますが…。だれか教えてください。
※複数人のビデオカンファレンスは、有料プランに加入すればSkypeでも可能です。念のため

2011年7月20日水曜日

オススメ本は「書籍のDNA」が教えてくれる?

今日の英文記事は、BookLampという書籍のレコメンデーションエンジンの話

Startup Plotting a Pandora for Books

BookLampはまだテクノジーデモンストレーションの段階で、サービスインしていません。が、すでに出版社とパートナーシップを結び、収支がブレイクイーブンなのだそうです。

このエンジンの特徴は「書籍の売上げデータ」ではなく「書籍のDNA」をもとにレコメンデーションを行うことです。


Tech_Demo_Booklamp from CGHM on Vimeo.

▼従来のエンジン
「ダビンチコード」購入者の多くが「書籍A」を購入している。
だから「ダビンチコード」を購入した人に「書籍A」をレコメンドする。

▼BookLampのエンジン
「ダビンチコード」は18.6%の宗教・宗教機関、9.4%の殺人捜査、8.2%のアート・アートギャラリー、6.7%の秘密結社を含むと判定。他に書籍の密度や尺を加味して判断し、ダビンチコードを購入した人に同じDNAを持つ「書籍B」をレコメンドする。

BookLampはその判断基準が書籍内容なので、他のソーシャルレコメンデーションシステムに見られるような広告の影響を受けず、大きなユーザーベースも必要としません。なので、まだ売れていない作家の作品と読者を結びつけることができます。

音楽配信サービスに「Pandra」というものがあります。これはユーザー自身の好みの音楽を分析しピックアップしてくれるサービス。BookLampはこれの書籍版を目指しているようです。

僕が興味を持つのは「書籍のDNA」なるものが存在するなら、それをアルゴリズムで判断できるのかと言うこと。そして日本語でも同様のレコメンデーションが可能かと言うこと。

答えがYESの場合、それはコンピューターが脳に一歩ずつ近づいて来るようで、ちょっと気味悪い感じがします。

2011年7月18日月曜日

もしもInstagramを創業したのが日本人だったら…

米国が「スタートアップビザ」の導入を検討しているという話。

雇用を生み出すのは、新産業で、新産業を生み出すのは起業家。だから起業家向けのビザを新設しよう、というのが本提言の背後にあるロジック。ただ「実は米国に住みたいだけ」の1円起業家が殺到しては困るので、ビザ発給に一定のルールを設けるのが本案です。
ビザ申請の条件は以下のようになっています。
オプション1
米国外在住の起業家が、米国の認定投資家から最低10万ドルの投資を受けて起業する場合。
その会社は、起業後2年間で、5人を新規雇用し、50万ドル以上の新規投資あるいは50万ドル以上の売上げを上げなくてはいけない
オプション2
現在H-1Bビザで米国に滞在中、あるいは科学・技術・エンジニアリング・数学・コンピュータサイエンスで大学院を卒業し、現在米国在住の年収3万ドル以上(又は6万ドルの資産)の外国人起業家が、米国の認定投資家から最低2万ドルの投資を受けて起業する場合。
その会社は、起業後2年間で、3人を新規雇用し、10万ドルの新規投資あるいは10万ドルの売上げを上げなくてはいけない。
オプション3
米国外在住の起業家で、その国の経営権を持つ会社があり、かつその会社が直近12ヶ月内に米国内で10万ドルの売上げを上げている場合。
その会社は(米国内での)企業後2年間で、3人を新規雇用し、10万ドルの新規投資あるいは10万ドルの売上げを上げなくてはいけない。
「新規雇用人数」が各オプションの条件になっていることからも、本ビザの目的が雇用創出なのは明白ですね。
ここで僕が思い出したのはInstagramのケース。
この会社が開発する写真共有アプリはスタートアップの成功例として語られていますが、雇用創出の観点から見ると米国経済に与えるインパクトは極小のようです。
なぜなら、ユーザー数500万人を抱えるこのサービスはたった「4人」の社員によって運営されているのですから。
ここでちょっと思考実験。もしInstagramを創業したのが日本在住の日本人だったら、このスタートアップビザを得ることは出来るのか?
日本在住の日本人がスタートアップビザを得るには、オプション1での申請となます。創業資金の10万ドルは、ま、なんとかなるでしょう。
問題は社員数。
創業後2年間で社員数を6人(創業者+新規採用5人)にしなくてはいけません。友人と二人で共同創業する場合だと7人(創業者2人+新規採用5人)に。
けれどもWebサービスはユーザー数増加と社員数増加が「比例しない」のが常なので、2年後でも上述のように「社員4人で十分」かもしれません。
このページには「社員募集中」とありますが、よく読むと「ユーザー数250万人の本サービス…」という記述があり、数ヶ月前に作った募集ページを、放置しているだけのようも見えます(現ユーザー数は500万人以上)。
米国でWebサービスのスタートアップに成功し、少数の精鋭社員で「贅肉のない」会社運営をしていたら、2年後に国外退去になりかねないですね。かといって、無駄に社員を増やすのは本末転倒だし。

起業を重視する米国はさすがと感心する反面、雇用を大量に生み出すのも大変だなあと思いました。

2011年7月16日土曜日

墓石にQRコード

今日の英文記事は母親の墓石にQRコードを埋め込んだ息子の話。
QR Code on Tombstone Creates Dynamic Memorial

この墓石上のQRコードをスキャンすると、追悼サイトが表示され、在りし日の母親のエピソードとか、写真が掲載されるのだそうです。

ココで僕は、以前Techwaveに寄稿した文章を思い出しました。
自分の経験を音声ファイルとして残していくと、いつの日か、子孫がそれを再生し世代を超えた繋がりを感じてもらえる、という僕の未来予測記事です。
僕は、QRコードを刻むことには必然性を感じないのですが(URLを書いておけばいいじゃん)、墓石に追悼サイトへのアクセス手段を書いておくというアイデアは「アリ」だと思います。
ただ、です。
Techwave寄稿文は「記憶の伝承はヨイこと」という楽観をベースに書いたのですが、ちょっと考えてみると、憎しみとか怒りとかも伝承される可能性もあります。イスラエル人への憎しみをパレスチナ人が伝承を続けたりとか。
記憶が個人のモノでなくなり、その寿命が永遠となると、それはどんな社会をつくるのでしょうか?
…もう遅いので寝ます。

2011年7月12日火曜日

遠隔チームにはゲーミフィケイション

僕が勤める米系企業の本社では、チームメンバーがそれぞれ遠隔地にすみ、オンラインで共同作業をすることが当たり前のように行われています。

そんな会社に勤める僕の目にとまったのがこの記事。

5 Ways To Develop a Company Culture for Remote Teams
「遠隔地のチームメンバー間に、会社文化を発展させる5つの方法」

  1. Write a Mission Statement ミッションステートメントを書く
  2. Hire the Right People 適切な人を雇う
  3. Create a Close-Knit Team 緊密なチームを創る
  4. Give Your Staff Independence スタッフに裁量を持たせる
  5. Recognize and Reward 成果を認め、報償を与える

ここでは「3」を訳してみます。

前回「ゲーミフィケイション」の話を紹介しました。この記事内ではその言葉は使われていませんが、同様のコンセプトが活用されていて面白いです。

3. 緊密なチームを創る

価値観を共有するチームは、個人主義者の集まりよりも、高いモチベーションをもっているもの。遠隔チームに緊密性を持たせるのはマネージャーにとってのチャレンジなのです。

「遠隔勤務を希望する社員は自由を求めるものですが、それでも、彼らはチームに属していたいと思うモノです。彼らの希望を叶えるにはいくつもの方法があります。チームメンバーが社歴が浅くお互いのことをよく知らない場合は、各メンバーにプレゼンをしてもらうのがよいでしょう。そしてそのプレゼンの中で、興味関心や家族、趣味、そして何に情熱を傾けているのかを話してもらうのです」とOmega HR SolutionsのMichae氏は言います。

ある会社のマネージャーは、チームメンバーに自宅の仕事部屋の写真を提出してもらい、メンバー間で、どの部屋が誰の部屋かを当てるクイズを行いました

今日の英語

  • you can have them do a presentation 俺だったら「have」ではなく「get」と言ってしまいそう。マークピーターセンの本を読んで復習しよう。

2011年7月10日日曜日

ゲーム手法を導入したらスピード違反が減った

数日空いてしまいましたが、翻訳シリーズは続きます。
今日は「ゲーミフィケイション」がテーマ。

ゲーミフィケイションとは、ゲームの考え方やメカニズムを他の分野の問題解決に応用すること。そのコンセプトに異を唱える人もいるのですが、この記事内ではゲーミフィケイションの成功例が7つ紹介されています。

7 Winning Examples of Game Mechanics in Action

ここではそのなかの一つ「ドライバーに制限速度を守らせる」をお届けします。

多くの国で、スピード測定カメラ(いわゆるネズミ捕り)で、何千というドライバーがスピード違反の切符を切られています。走行中にフラッシュを見たら、それは数日後違反切符が届くことを意味しています。違反金の額が、スカンジナビアの国々がその代表ですが、超過スピードではなく違反者の給与によって決まる国もあります。サンフランシスコでMTVのゲームデザイナーとして働くKevin Richardsonはゲームの考え方を用いてこの問題にあたることにしました。

それは「ネズミ捕りカメラくじ」とでも呼べる独創的アイデアで、制限速度を遵守したドライバーに賞金付きくじの当選権を付与するモノです。無違反ドライバーは違反ドライバーが支払う反則金を山分けするのです。Richardsonはゲーミフィケイションのコンセプトを使って、「罰を与えることによる規制」を「ポジティブ&漸進的な経験」に変化させたのです。

ストックホルムのある測定地でのテストでは、そこを走行する自動車の平均時速が20%遅くなりました。同じ手法がアメリカ全土で行われたと仮定すると、千単位の交通事故によるけが人の減少、数百万ドル相当のコストの低下、そして大きな環境的利益を意味します。

今日の英語
snare 小動物を捕まえる罠
proceeds 収益、収入

7月11日 元記事へのリンクを追加

2011年7月5日火曜日

スパムがなんと82%も減!


今日もMashableから。多くのメディアを読み比べているわけではないので、記事選択のフィルターは「それなり」です。

で今日はコレ。

Spam Decreased 82.22% Over The Past Year

一年前と比べてスパムが劇的に減ったという話。
記事を読んで詳しい摘発方法を知りたくなったけど、捜査情報を過剰に公開すると敵を利するから、この程度の報道でしょうがないのかな。

2010年6月には225ビリオンあったスパムが送信数が、2011年6月は40ビリオン。
一年間でなーんと82.2%の減少!

す、すごすぎる。

これは警察と、セキュリティー専門家、そしてインターネットプロバイダーの尽力のおかげだそうです。添付のグラフからスパムネットワークへの「手入れ」が行われたときにスパムメールの数が大幅に減ったのが確認できるのだと。

ただし、TDL-4という新手の難敵が登場したので油断は禁物だとも。既に450万台のPCに感染していてセキュリティーの専門家も分析するのが難しい代物なんだそうです。

でこの悪事を止めるために、捜査当局はお金の流れを追っています。悪者は入手したお金を現金で持ち歩くわけはないので、金融機関を見張っていれば尻尾を掴めるハズです。

悪者が退治されるまでのオススメ護身術はGmail。Gmailは、スパム判定にクラウドソーシング(集合知)手法を使い、かなりの効果を上げていますから。実際、最近はGmailでスパムっぽいメールを受信することはなくなったのでは。Gmail使用は、身を守るために僕たちに出来るせめてものことですね。

今日の英語

  • scourge 社会悪
  • concerted efforts 一致団結した取り組み
  • using Gmail is the least we can do to protect ourselves. Gmail使用は、身を守るために僕たちに出来るせめてものこと

2011年7月2日土曜日

転ばぬ先の杖:パスワードマネージャー

いつものようにMashableから、今日はパスワード管理の記事を二つ紹介。
HOW TO: Protect Your Company’s Passwords
5 Tools for Keeping Track of Your Passwords

各種Webサービスで同一のIDとPWを使い回している人は多いと思います。
Gmail、Facebook、Twitter、Dropboxなどなど。
それぞれ異なるPWを設定できるほど人間の記憶力はよくありませんからね。

そこで、パスワードマネジメントツールを使いましょう、というのがMashableからの提案。オススメツールとして「1Password」が紹介されているので、ちょっと詳しく見てみましょう。

Agile Web Solutions社の1Passwordは私(←記者のこと)のお気に入りで、パスワード管理・生成し、Mac・iPhone・iPad・Android端末からアクセスすることができます。ソフトの価格は39.95ドル、自身が所有するPCであれば台数制限無くインストールできます。パスワードを生成し、各種Webサービスのログイン画面で自動入力するには最適のソフトです。

このアプリはSafari,・Firefox・Chromeといった主要ブラウザにプラグインとして対応し、もちろんアプリ本体からもパスワードを呼び出すことができます。実際の動作は次のようになります。

Webサイト閲覧時にパスワードを生成すると、1Passwordはそのアカウントをデータベースに保存するように促してきます。その後のログイン時は、自分で入力したり、ブラウザ組込のフォーム入力機能を頼らずとも、1PasswordがユーザーIDとPWを呼び出して自動入寮してくれます。

更に便利なことに、1PasswordにはすばらしいPW生成機能があり、指定した文字長のP堅牢なWを生成してくれます。Webサービス毎にPWを生成し、それを保存することが出来るのです。

1Passwordは、基本的には、全てのPWとログイン情報をパソコン上に保存するのですが、Dropboxと同期させることもできます。Dropboxとは、自分のPC上に作られる「Dropboxフォルダー」をクラウド上のコピーと同期させる無料サービスです。クラウド上のフォルダーは他のパソコンや端末からもアクセス可能となります。そしてそのフォルダー内容を更新すると、関連づけられた全てのデバイスが自動的に同期するのです。1PasswordはDropboxをデータベース保管場所として使用するので、複数のMac・iPhone,・iPad・Android間でデータを同期できるのです。

1PasswordにはWindows版のベータ版もあります。Mac版と同じく、Win版もDropboxと接続させ、他のプラットフォームとデータベースを同期させることができます。

1Passwordには、クレジットカード番号や、住所、サーバーログイン情報やアプリのシリアル番号などを保存することも出来ます。


heed this advice このアドバイスに留意する
if one account is compromised もしアカウントのセキュリティが破られると…

2011年7月1日金曜日

チェックインでチェックアウト時刻を延長


場所をFacebookからBlogに移して、英文記事紹介。
http://mashable.com/2011/06/29/radisson-check-in-promotion/

ロンドンのRadissonホテルは、FacebookあるいはFoursquareでそのホテルにチェックインしてくれたゲストに対して、チェックアウト時刻の2時間延長を提供するキャンペーンを始めたそうです。期限は7月31日まで。

ホテルのEC担当者は「レイトチェックアウトは、オンラインでのインタラクションをオフラインでの実利につなげるもので、チェックインしてくれたゲストへのお礼だ」と述べています。

ここで僕が思い出したのは、ホテル専用のソリューションプロバイダーRevinateが、自社が提供するソリューションにKloutを組み込んだという話。ゲストのKloutスコアによって、チェックアウト時刻の延長幅が異なる日が来るのだろうな、きっと。

というわけで、オンラインでの活動や影響力がオフラインでの実利にどう影響を与えていくのか、引き続き観察していこうと思います。

▼今日の新英単語

reminiscent:思い出させる、連想させる。

※読み直したら文章ヘンだったので書き直しました(7月1日18時50分頃)

「第二の野球」に出会ったら

もし、この世界に野球がなかったら。 その世界に生まれた人は野球というゲームを考えつくだろうか? No、なんじゃないかな。 ボクシングとかサッカーは、それがない世界に生まれても、考えつく可能性は高いと思う。「殴り合う」とか「ボールを蹴ってゴールに入れる」というのは直感的だから。けど...