2012年11月29日木曜日

記憶に残るプレゼンは「サウンドバイト」を

プレゼン合同自主トレを主宰していると「Presentation」という単語に目が留まります。今日はこんなヘッドラインが目に飛び込んできました。

「サウンドバイトであなたのプレゼンを記憶に残るものに」という記事です。サウンドバイトという言葉は初耳だったので、いつものように英英辞典で調べてみると…

sound bite [countable]
a very short part of a speech or statement, especially one made by a politician, that is broadcast on a radio or television news programme

ラジオ・テレビのニュース番組で放送される、主に政治家によって発せられた、スピーチ・発言からの簡潔な抜粋。

なるほど、プレゼンには「ラジオやテレビでお馴染みの一節」を入れなさい。そうすれば聴衆の記憶に残るから、ということなんですね。

蓮舫議員の「2番じゃダメなんですか?」というセリフは、その後各所で引用されたので、サウンドバイトの良い例ですね。ただ、日本の政治家だと他の例がなかなか思い浮かびません。うーむ。

トニー・ブレア

僕のお気に入りは元英国首相のトニー・ブレアの次のセリフです。

Our top priority was, is and always will be education, education, education.

国の政策の中で、これまでも、現在も、これからも最も重要なのは教育であり、教育であり、そして教育である。

サウンドバイトとして各所で引用されたので、多くの人の記憶に残っているのではないでしょうか?

3つ異なるもの(過去・現在・未来)を並べたあとで、同じもの(教育)を3回繰り返す
このフォーマットいつか使ってみたいなあ。

2012年11月27日火曜日

エンゼル投資家からのアドバイス

Martin Zwilling氏

Forbsに掲載されたエンジェル投資家Martin Zwillingさんの寄稿文が面白かった。

Every Entrepreneur Needs to Master Public Speaking

記事中、Martinさんは起業家に向けてPublic Speaking(スピーチ)を練習すべし!と言っています。理由の一つは、投資家が投資をするのは起業家の「アイデア」ではなく「人物」だから。投資家は、企業のディシジョンメーカー(つまり起業家本人)を実際に見てその能力や信念を判断するのだそうです。

では、そのスピーチ力はどうやって身につけるのでしょう?
Martinさんのオススメはこうです。

早いうちにPublicSpeakingのトレーニングを受講したり、本を読んだりしなさい。そしてそのあとは練習、練習、そして練習あるのみです。 

I encourage you to start early with some traditional training, like a Dale Carnegie course, or read a good book on the subject, like the one just released by successful businesswoman and speaker Jan Yager, Ph.D., “The Fast Track Guide to Speaking in Public.” After that it’s practice, practice, practice. 

この記事から分かるのは、アメリカにも…

  • Martinさんがアドバイスをしたくなるほど、アメリカにもスピーチ下手(嫌い)な人がいて、でも…
  • スピーチは練習すれば上達するという認識がある

ということですね。

僕が、プレゼン合同時自主トレを始めたのはこの練習の場を作るため。
「習うより慣れろ」がスローガンのこの自主トレ、起業家も、そうでない方も大歓迎ですので、是非ご参加ください。

2012年11月23日金曜日

数えられる液体

今朝ヒゲをそった後、アフターシェーブローションを手に取るとこんな記述があることに気がつきました。

“a light lotion”

「a」が付くということは、ええっ「lotion」って数えられる名詞(可算名詞)なんですか?

ローションは決まった形を持たない「液体」だから、水がそうであるように、不可算名詞のはず。この製品は米国出張時に購入したものなので、英語表記は正確と思い込んでいたけど、もしかしたら間違いかもしれない。そうなら「米国人の文法力が劣化している」というタイトルで記事が書けるな。イエイ。

そんなことを思いながら英英辞典で調べてみると…

lotion [uncountable and countable]
a liquid mixture that you put on your skin or hair to clean, soften, or protect it

…間違っていたのは僕でした。lotionは可算/不可算どちらでもいけるそうです。

それにしても、英語ネイティブスピーカーはどういう場合にlotionを可算名詞と認識するのでしょうか?

僕の仮説は、その液体が「容器に入っている状態」を念頭にしている時は可算名詞扱いにするというのもの。
coffeeは基本的には不可算名詞ですが、可算名詞となることもあります。それは…

coffee [uncountable and countable] a cup of coffee:
ex. ) Who wants a coffee?

とカップという容器に入っている状態を話者が想定している場合です。

ローションは容器に入れられていることがほとんどなので、”a light lotion”でOKなのでしょう。

水は、歴史的観点で見ると、容器に入れられず存在してきたので今は不可算名詞扱いです。将来的に「ボトルに入っている」のが常態となると「a water」という言い方が辞書に載るのだろうなあ。



僕が、コレまでに読んだ英語指南書の中で、最も大きな影響をうけたのは「日本人の英語」という本です。

著者は、日本語と英語で最も異なるのは名詞であり、日本人の英語には名詞の間違いが非常に多く、かつ日本人がそれに気づいていないのが問題である、と論じています。

名詞の形態(単数/複数、定冠詞/不定冠詞)に注意することによって、ネイティブスピーカーの思考プロセスに近づくことができるので、英語学習者にはオススメの本です。

2012年11月19日月曜日

Facebook広告からの「自社サイト内コンバージョン」が計測可能になった…らし い

Facebook広告を起点にした「自社サイト内コンバージョン」が計測できるようになったという記事です。

Does Facebook Drive Sales? New Tool Helps Advertisers Find Out

手順は…

  1. Facebook内のAd Manager画面にいく
  2. そこに短いコードがあるのでそれをコピーする
  3. 自社サイト内のサンキューページにそのコピーを張る
  4. Facebook広告をクリックしたユーザーが、サンキューページを表示するとコンバージョンが記録される

というもの。

簡単にできそうなので、自分のFacebookアカウントで広告管理画面に行ってみましたが、その「短いコード」を見つけることができませんでした。

やり方が分かった人は教えてくれると嬉しいなあ。

2012年11月12日月曜日

視線で操作可能なテレビ。覗き見リスク考える

スマホやタブレット、最近のPCには「自分撮り用カメラ」がついています。Skypeなどのビデオチャットで自分の姿を写すためのものですが、これをリモコン代わりにしてしまおうというソフトウェア技術の開発が進んでいます。

開発しているのはPredictGazeという会社です。まずはデモビデオを観てください。

↑テレビの前に置かれたノートPCのカメラがユーザーの目の動きを検出して、ユーザーが凝視(Gaze)するコーナーにマークが移動します。ユーザーが一旦席を外しても、別のユーザーに変わっても、きちんと作動してます。きちんと視線を捕捉できる技術だということが分かります。

視線を捕捉できるようにあると、当然こんな使い方が提案されます…

↑これは視線でiPadのブラウザーを操作する例です。僕はソファーに寝そべりiPadを使うことがあるので、そんなとき、視線だけで操作できたら便利そうです。

そしてなんと、このソフトウェア技術が検知できるのは目の動きだけではありません。

↑BGMを聞きながら勉強していたユーザーに電話が着信しました。ユーザーが口に指をあて「しーっ」とジェスチャーをすると、その動きをノートPCのカメラが検知しBGMが止まるのです。
PredictGaz社は、この技術を家電メーカーなどに販売することを目指しているそうです。ジェスチャーで家電製品に指示を送れるとなると、エアコンなどにもカメラが内蔵されるようになるかもしれません。震えるジェスチャーをすると暖房が入り、手で顔をあおぐと冷房が入るとか。

この技術は、ユーザーの性別や年齢も判断できるそうなので、たとえば、テレビに搭載して子供がアダルト番組を見るのを防ぐなどの使い方が提案されています。

さて、僕がここで思うのは、PredictGazeの技術を搭載した家電製品が発売されたら人はそれを買うのかということです。

別の言い方をしてみましょう。

テレビを観る子供の後ろをパンツ一丁のお父さんが歩きまわるのが居間というものです。人はこの居間に(視線やジェスチャーで操作することが前提なので)テレビ視聴中は常時ONのカメラが搭載されたネットワーク対応テレビを置くでしょうか?
(将来のテレビはネットワーク対応が当然という前提です)

Mashableは、カメラが捉えた映像はそのデバイス内で処理され、サーバに送られたり、保存されたりすることはないと伝えています。要するにプライバシーに配慮した技術ということなのでしょう。

でもそう言われても「ホントに覗き見されていないのか?」という疑問は晴れないと思います。世間では、企業は消費者データを集めるのに必死という認識も広がっています。だからこの技術が搭載された製品は売れない、と一方では思うのです。

でも、他方では、こうも思います。

今僕が使っているノートPC(MacBookAir)にもカメラがついています。このカメラは作動中はランプが点灯することになっています。けれどカメラが作動するのは「本当に」ランプが点灯している時だけかは、僕には確かめる術がありません。

にもかかわらず僕がMacBookAirを使っているのはなぜなのか。

それは…

  • アップル社はユーザーを覗き見などしないだろう
  • もし仮にアップルが覗き見をしても、世の中のハッカーが通信データを解析して、その悪事を暴くはずだ
という期待があるからです。
同じ期待が、PredictGaze社にも、その技術を採用する家電メーカーにも適用されると考えると、この技術は世に広まり、視線とゼスチャーで家電を操作する未来が訪れることになります。

さて、一体どうなるのか。4−5年先が楽しみです。

2012年11月8日木曜日

血液型性格判定に意味あり!とBBCに教えてあげたい

BBCのサイトで、血液型にこだわる日本社会が取り上げられています。

Japan and blood types: Does it determine personality

既知の事柄も多かったですが…

  • 血液を分類する方法は32種もある(ABOだけではない)。
  • 血液型別コンドームが売られている
  • 日本軍は、兵士の血液型を参考に部隊編成をしていた。

…などなど、記事中には僕も知らなかった事実が幾つか載っていたので面白かったです。

さて、僕自身が留学した経験からも言えますが、イギリスでは血液型が話題になることはありません。血液型と性格を結びつけることはナンセンスというのが基本的な彼らの立場です。実際日本にも、血液型による性格判定には意味がないという論者もいます。

しかし僕は「あえて」言おうと思います。血液型性格判定には意味がある、と。

僕は血液型は「自己暗示」だと思っています。日本社会では血液型が話題になることが多いので、そういう環境で育つと、通説と自分との共通点が強化されて、いつのまにか通説にそった性格に育ってしまうというのが僕の仮説です。

実例があります。

僕の友人に几帳面で慎重な男がいます。海外旅行で安宿に泊まると、寝る前にはドア脇に空き缶を重ねて立て、就寝中、悪党が部屋に侵入しようとしたら音が鳴る仕掛けを施す慎重さです。

そんな彼は、機から見ると典型的なA型で、彼自身もA型だと言っていました。

しかし、何かの機会に再度血液型を調べてみると「O型」だということが判明したのです。

これは「自分はA型」と信じて育つと「几帳面で慎重」という通説通りの性格になってしまった好例ではないでしょうか。

この話をFacebookに投稿したところ、友人から「バーナム効果」という現象を教えてもらいました。誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分だけに当てはまる正確なものだと捉えてしまう心理現象だそうです。

血液型に関する通説を信じてしまう日本人の性質はバーナム効果で説明可能でしょう。そして通説を信じた者が「そのように振る舞う」ようになるのも不思議ではない気がします。

前述のBBC記事にコメント欄があったらこの仮説を書き込むのだけどなあ。

2012年11月4日日曜日

Facebook、モバイル広告の効果

そうです、このブログは僕自身の英語勉強のためでもありました。ほぼ一年ぶりに英文記事の要約を投稿します。

Facebook社の今後を悲観する人がいます。その根拠は…

  • ユーザーはますます長い時間をモバイルデバイス上で過ごすようになる。
  • しかしモバイルデバイスでは広告の表示面積が限られているので、Facebook社の広告収入は限られる、

というもの。
そんなFcacebookが、先日、第三四半期の数字を発表したので以下の記事を読んでみました。

Facebook Mobile Ads: What’s Working So Far

売上は対昨年で36%伸び、モバイルでの売上は全体の14%を占めたそうです。14%が良いのかは一概には言えませんが、少なくともモバイルからのアクセスが増加し、広告売上を下落させたという事実はなかった模様です。

リンク先の記事中で、モバイル広告について興味深い報告が載っているの紹介しましょう。

Facebook広告を手掛けるNanigans社のGrabowski氏によると、彼のクライアントであるEC企業はモバイルアプリをダウンロードしてもらうことに躍起になっているそうで、その理由は「小売業において、モバイルアプリをダウンロードしたユーザーは、PCサイトの訪問者と比して、より多くのお金を使い、より長い時間をそのサイトで過ごす」からだそうです。

また、Grabowski氏のクライアント企業は「最初の購入がモバイル経由だったユーザーは、デスクトップ経由のユーザーと比して、2.5倍の確率で二度目の購入をおこない、8倍の金額をその小売業社に落とす」と報告しているのだとも。

しかも注目なのがモバイルアプリのインストールを促す広告は、Facebook上で展開すると効果が高いという報告。一例はFab社というEC企業で、モバイルアプリのインストールを促すFacebook内広告は、他広告ネットワークで行った同種の広告と比して、5倍の成果を上げ、Fab社に「モバイルアプリ経由で」登録したユーザは「PCのみユーザー」と比して2倍のライフタイムバリューをFab社にもたらしたそうなのです。

つまり…

  • モバイルアプリをインストールしたユーザーは、その企業の優良顧客になる確率が高く、
  • モバイルアプリをインストールしてもらうには、Facebook内に広告を出すと効果的

となるわけで、そうするとFacebook社のモバイル広告ビジネスは前途洋々ということなります。

記事中では、Facebook内広告が高い効果を生んでいるのはその新奇性によるもので(何だコレ?とクリックしてしまう)、今後もそれが続く保証はないと言っています。

これに対して…

  • ある人にFacebook内広告が表示されるには、その友人によるいいね!が必要
  • 人が「友達のおすすめには耳を傾ける(=友達のいいね!に注目する)」という傾向を有する限り、広告の効果が下落することはない、

と反論することも可能です。

さて、実際はどうなのか?今後もFacebook社の動向には注目していきたいと思います。

「第二の野球」に出会ったら

もし、この世界に野球がなかったら。 その世界に生まれた人は野球というゲームを考えつくだろうか? No、なんじゃないかな。 ボクシングとかサッカーは、それがない世界に生まれても、考えつく可能性は高いと思う。「殴り合う」とか「ボールを蹴ってゴールに入れる」というのは直感的だから。けど...