2011年9月19日月曜日

ソーシャルメディア エチケット集

「Citation」という言葉があります。裁判所への召喚状のことで、米国で「Traffic Citation」というと交通違反の罰金支払い命令という意味になります。

違反をしたらCitationが発行される。

この認識を前提に、Knock Knockという会社が「Social Media Citation Nifty Note」の販売を始めました。これはソーシャルメディア エチケットの違反者に対して「どこがエチケット違反なのか」を明示して知らせるための紙片です。

例えば「投稿が頻繁すぎてウザイ」と思う人がいたら、対応するチェックボックスにチェックをして、その人に紙片を渡すというのがその使用法です。

でも、このCitationを違反者に手渡すのは、いくらストレートに意見を表明するというアメリカ人でも、気まずくて出来ないような気がします。手渡しできないからといって、違反者が席を外した隙に机に置くのも卑怯な印象を残すだろうし、では、この紙片はどのように使われることを想定しているのか。

きっとKnockKnock社は、この商品でバズを起こして紙片を「他人への指摘」ではなく「自分への反省」とする人を増やすことを狙っているのでしょう。載っているエチケットは、総じて僕も賛成できるモノですから。

というわけで、SocialMediaCitation上のエチケットを紹介します。想定されているソーシメディアはFacebookでしょうか。
僕の考えも併せて書きました。皆さんはどう思われるでしょうか?

  1. Banal status update:平凡なネタの投稿
    僕は、自分で平凡と感じるネタは投稿しないようにしてます。「その情報を読んでヨカッタ」と思ってくる人を最低一人は想定できることが投稿のエチケットじゃないかな。
  2. Tagging unflattering photo(s) of others:友達の恥ずかしい写真にタグ付けする
    自分がされてイヤなことは友達にもしない、ということですね。
  3. Narcissistic profile photo:自己陶酔的なプロフィール写真
    自己陶酔的写真も、それはそれで人柄を表しているのでOKかと思いますが、どうでしょ。
  4. Constant profile-photo swapping:プロフィール写真の頻繁な変更
    時間の経過にともない見た目は変化するので、全く変更しないのも問題ですよね。僕は最低でも毎年1回は変更しようと思ってます。
  5. Long-winded list of interests:冗長な興味分野一覧
    あまりに長いと、結局、どれにも興味がないみたいに見えますからね。賛成
  6. Endless relationship status changes:終わりなき交際ステータスの変更
    実際に頻繁に恋人が変わる場合は、どうしようもないですよね。正直&タイムリーがいちばん。
  7. Cultural, political and/or racial insensitivity:文化的、政治的、人種的な鈍感さ
    「ちび黒サンボ」て言うと糾弾されるのかなあ。息苦しいなあ…。
  8. Weather reports:天気の報告
    僕はしないです。でも、写真付きで定点報告をしてくれる友人の投稿は楽しみにしています。
  9. “Liking your own status”:自分のステータスを「いいね!」
    会社のアカウントでは頻繁にやってます。いいじゃん!だめ?
  10. “Liking stupid things” :アホな事柄に「いいね!」
    SNS上の発言は衆人の目に触れることを肝に銘じておきましょう。いいね!をすることでどう思われるか、最終的には自己責任ですね。
  11. Partaking in self-indulgent quizzes:自分しか興味の沸かない質問に参加
    (↑意味つかめません。分かる方、教えてください)
  12. Excessive vulgarity:過度のぶしつけさ。無礼さ
    適度な無礼というのはあり得ないと思うので、無礼さは全廃しましょう。
  13. Poking:あいさつ
    え!Pokeはダメなの。適度だったらいいよねえ。俺は止めないぞー。
  14. Participating in annoying games:ウザいゲームに参加(ウォールに自動投稿するゲームのことと思われる)
    以前CitiVille関連の投稿を連投しました。すみません。現在はグループ機能を使って非CitiVilleユーザーの目に触れないようにしています。
  15. Sending unwanted virtual “gifts”:誰も欲しくないバーチャルギフトを送る
    CitiVille友達以外へは送ったことないはず。グループ機能を使えば問題解決ですよね。
  16. Inviting everyone to everything:全ての友達を全てのイベントに招待する
    関連性の薄い招待は止めよう。自戒を込めて。
  17. Self-congratulatory posting:自らを祝福する投稿
    自分で自分をほめるのはイタイですね、確かに。ポッドキャストのiTunesStore掲載の件は「Group-congratulatory」だしリスナーを増やすという大儀があるからOKでしょ。
  18. Not inviting me to anything:どのイベントにも誘わない
    自分が主催者でなくとも、イベントに誘うことはできます。せっかくSNSをやっているなら活用したほうがいいですよね。
  19. Friending non-friends:友達ではない人と友達になる
    断る勇気を持つことにします、ハイ。
  20. Lurking:全く発言せず、他人の投稿を読むだけ
    発言しない人がいても、僕にとっては実害がないので、この点はあんまり気になりません。
  21. Inspirational quote abuse:格言の誤用、乱用
    誤用は論外だけど、文脈に適した格言はむしろ歓迎。
  22. Acronym abuse:頭文字の誤用、乱用(TPPなど)
    例えば「AD」はArt Directorなのか、Assistant Directorなのか、文脈を共有しない人には分かりづらいです。気をつけましょう。英語圏での乱用はこんな事態を招くようです。
  23. Over posting:投稿しすぎ
  24. Over commenting:コメントしすぎ
  25. Over sharing:シェアしすぎ
    23〜25について。平均的なFBユーザーのニュースフィードは、170もの友達やfacebookページのポストで埋め尽くされているそうです。その辺を念頭に発言、コメント、シェアするのがよいと思います。
以上

2011年9月18日日曜日

ポッドキャスト制作:七つのTips

友人達と制作しているポッドキャスト「ブックナビおすすめの一冊」がiTunesStoreのおすすめに掲載されました。いつまでオススメとして掲載されるかは分かりませんがリスナー数は一時的には増えるでしょう。

これまでのリスナーは関係者が主で「ブックナビのメンバーが話している」ということだけで番組を聴いてもらえたのですが、第三者の目はもっとシビア。

そう、内容が退屈だと登録解除されてしまいます。

というわけで、ポッドキャスト制作のヒントを探したらMashable内にありました。
Small Business Podcasting: 7 Tips to Grow Your Listener Base

この記事の著者Mignon Fogartyといい、自ら制作する「Grammar Girl’s Quick and Dirty Tips for Better Writing」でiTunesStoreの2007年BestPodcstingを受賞した実績があります。記事は、スモールビジネスの経営者がポッドキャスティングをビジネスの成果に結びつけるためのヒントを7つ上げたもの。

ブックナビのポッドキャストはビジネス目的ではないのですが、参考までに、7つの点をどれだけ達成しているか見ていきます。

1. Evergreen Content

直訳すると「常緑のコンテンツ」、意訳すると「時間が経っても色あせないコンテンツ」を作ろうということです。例えば、内容が時事問題に関するものだと、来年の今頃は聴く価値のないものなってしまいますが、教育系・ハウツー系だと、数年後も聞く価値のあるものとして残ります。

Mignonは言います…

数ヶ月前、iTunesのポッドキャスト上位200個を分析したところ、65%は既に知名度の高い個人や企業によって制作されたモノでした。このように成功を約束されていない(※残りの35%の)ポッドキャストを調べてみると、その80%は常緑コンテンツ(外国語レッスン、セックスのヒント、時期に関係なく楽しめるストーリーなど)を提供するモノでした。常緑コンテンツは、独立系ポッドキャスターがリスナーを獲得するのに最も効果的なコンテンツです。

ブックナビおすすめの一冊は、この点はクリアしていると思います。内容が書籍の紹介なので、紹介した本が絶版になるまではリスナーの書籍選択・購入のヒントとなるはずですから。

2. Plant a Tree, Not Pansies

パンジーのように一度きりしか咲かないものではなく、樹木のように毎年実を実らせるコンテンツを作ろうということです。独立系ポッドキャストを調べてみると、過去コンテンツが新規ダウンロードの70%を占めていたそうです。

ポイント1との違いがイマイチ不明確ですが、例えば「ランドセルの選び方」というコンテンツは毎年決まった時期に聴かれるはずなので、そのようなコンテンツを増やそうという事なのかもしれません。

ブックナビおすすめの一冊には季節感がないのでこの点は出来ていませんね。毎年9月には「敬老の日に読む一冊」を紹介する等の企画がヨイかもなあ。

3. Water Regularly

定期的に水をあげよう、つまり、定期的に更新しようというのが三つ目。更新頻度は週一回で十分と言います。

ブックナビおすすめの一冊は、新館引越し後は、週一更新のペースを守っているのでこの点はクリアです。

4. Grow Your Platform

有名人は既存ファンをベースにポットキャストを始めますが、無名のビジネスマンの場合、話は逆で、ポッドキャストでファンベースを作ろうというのがポイントの四つ目。

Mignonのサイトは、マクミラン出版から援助を受けていて、サイト上で紹介するポッドキャスターには書籍出版の話が舞い込むのだそうです。

ブックナビおすすめの一冊は、この点は全然出来ていません。理想状態は、ブックナビクラブのメンバーが番組に出演することで、勤め人の場合は転職に成功する、フリーランスの場合は新規顧客獲得に成功ことかな。

でもそのためにはリスナー数を増やさなくてはいけませんね。

5. Don’t Be Afraid to Prune, Repot or Trash Your Podcast

制作したポッドキャストが狙った効果を生まない場合、方向転換したり止めることをためらうなというのが五つ目のポイント。Mignonも上述のGrammer Girlがヒットする前は別分野のポッドキャストを制作していたそうです。

ブックナビおすすめの一冊の場合、メンバーの楽しみ(or 僕の楽しみ)で制作しているので、そもそも目的というのが不明確。なのでこの点は出来ているのかどうか判断できません。

僕の本音では、スポンサーについてもらって、そのお金で半期に一度くらい飲み会ができたらなあと思っています。他のメンバーはそこまで考えていないようですが…。

6. Follow the Light

できるだけ多くのチャンネルでポッドキャストを配信しようというのが六つ目のポイント。Webページ上で番組を再生する人が増えているという調査結果もあるので、Webページ上でも聴ける状態にしておくべきだそうです。

ブックナビおすすめの一冊の場合、iTunesストアには登録済み、サイト上にもプレイヤーを埋め込んであるのでOKです。あとはポッドキャスティングの各種ポータルサイトに登録すれば完璧かな。

7. The Fruit

ビジネスの現場では、ポッドキャストは「費用の一部」にと見る向きもありますが、ポッドキャストは「売上げを産む」ことができることも忘れないように、というのが7つめのポイント。

米国には、ポッドキャスター向けの広告ブローカーがいるそうで、彼らを上手く使えば、広告主を見つけたりスマホアプリを開発したりできるそうです。

ブックナビおすすめの一冊の場合、旧館時代はフィンランド航空にスポンサーについてもらってムーミンストラップを景品として支給してもらっていました。発送の手間が面倒で新館に引っ越してからはやめてしまったのですが、スポンサーを付けたいなあという気持ちは残っています。

というわけでブックナビおすすめの一冊には、出来ている点もあれば出来ていない点もありますが、目的が当記事の想定読者とは異なるのでしょうがないですね。

ただ、内輪受けで終わらせず、第三者に満足してもらえる内容にしていく気概は120%であることを最後に表明しておきます。

2011年9月13日火曜日

個人情報を見透すターミネーター視点アプリ

先週末ニューヨークでハッカソンが開催され「ターミネーターの視点を可能にするアプリ」が優勝しました。文字で説明するよりビデオを見てもらった方がそれがどんなモノなのか分かると思うので、まずはコチラをご覧ください。


Terminator Vision from Rich Cameron on Vimeo.

このアプリが動く仕組みはこうです。

  1. 被写体の顔を自動認識する
  2. 認識した被写体の個人情報を、Facebookアカウントから入手する
  3. その個人情報を映像にオーバーレイして表示する
顔認識技術の存在は知っていましたが、それがiPhoneに実装できるとは。
驚きました。

作者は、このアプリは商標の問題がありAppStoreへ申請できないと言います。「ターミネーター」という語を使うのを止めればOKの気がしますが、作者が申請するつもりがないなら、ま、話はそこまでですね。
また、仮にAppStoreに申請され許可れたとしても、このアプリは既存のFacebook友達の個人情報だけしか入手できないので、街を歩く他人の個人情報を盗み見ることはできません。そういう意味では安心なアプリと言ってヨイでしょう。

ただ、ちょっと気になったのでググってみると、こんな商品が既に売られてたり、販売予定だったりします。

「顔認識 + 個人情報取得 + 眼鏡型ビデオカメラ + シースルー型ヘッドマウントディスプレイ」→これら各要素技術が進化を続け小型化が進むと、目にする人の個人情報を自動取得する眼鏡が作れちゃいますね。
未来は、異業種交流会に参加する際、この眼鏡は必須アイテムになるかもなー。

2011年9月9日金曜日

カフェで仕事をする際のエチケット

先月原宿に、The Terminalというノマドワーカー用ワーキングスペースがオープンしました。今日昼過ぎに様子をみに行きましたが空席が多く、ビジネスとしてはまだ軌道に乗っていない印象を受けました。

僕が気になったのは利用料金。基本料金は190円/30分、3時間パックは1050円です。ちょっと高くないですかね?だって、スタバなら300円のコーヒーで、店舗によっては電源があるので、一日中仕事が出来るのです。

ただ、コーヒー一杯で終日スタバに居座ったら、さすがに利用者はうしろめたさを感じるはず。つまり、The Terminalの商売の成否は、ノマドワーカーが競合店(スタバ等)でうしろめたさを感じるまでの時間にかかっているように思います。ノマドワーカーが、スタバでうしろめたさに耐えきれず、頻繁にコーヒーを購入するならば、The Terminalは割安になり、商機が開けるという理屈です。

というわけで、「ノマドワーカーはどの程度でうしろめたさを感じるのか」について情報はないかと考えていたら、この記事を思い出しました!

The Entrepreneur’s Guide to Coffee Shop Etiquette

これは米国の合計7名のノマド企業家とコーヒーショップ経営者/バリスタに、コーヒーショップでのエチケットについて訊いた記事です。訊かれた質問は…

  • いくら購入すべきか?
  • 何時間まで滞在OKか?
  • 電話をとってもよいか?
  • PCのスピーカーをオンにしてもいいか?
  • 荷物を置くために、椅子をひとつ占有してもよいか?
  • 席を外す際、荷物の見張りを頼んでもよいか?
  • グループミーティングをやってもよいか?
  • 店内WiFi使用上のルールは?

購入金額と滞在時間の関係がとりあえずの関心事項なので記事を読むと、7人中4人が「ドリンク一杯につき2ー3時間」と回答しています。

これをそのまま日本のスタバに当てはめると、300円のコーヒーで3時間滞在OKということになり、3時間1050円のThe Terninalはノーチャンスということになってしまいます。ありゃりゃ。

ただ、回答者の一人でノマド起業家のShipley氏はチップの重要性を強調しています。

僕はチップを重視しているよ。何かを買うときは、バリスタの収入が増えるように、チップを厚めに渡すんだ。これはカフェのオーナーにとっても良いことだと思う。だってバリスタがハッピーになり収入が増えるのだからね。バリスタが僕やチームメンバーを好きになってくれるから、雰囲気もフレンドリーになるんだ。

結局、2~3時間の滞在に必要なのは「ドリンク一杯+チップ」ということになります。日本に当てはめた場合は、そうですねチップを多めに見積もっても、350円で2-3時間滞在OKという感じでしょうか。やはりThe Termiminalが割高になってしまいます。

The Terminalの前途は多難かもしれません…。

と、一応の結論が出たところで本稿を終えてもよいのですが、この英文記事で訊かれた質問&回答には他にも面白いものがあるので、それを紹介しましょう。

荷物を置くために椅子を一つ占有してもよいのか?

洋の東西を問わず、荷物で椅子を埋めてしまう人は多いようです。
回答者の一人は「荷物で席を埋めることは、客を逃すということで、長期的にはコスト増要因。するとカフェは、WiFiや電源の提供を止め、カフェで仕事をするという文化が死んでしまう」と論理的に警告を発します。

ただ「他の客が来たら荷物をどかすから、それまでは席に荷物を置いてもいいじゃん」という反論は成り立つでしょう。

そんな反論に、前出のノマド起業家Shipley氏はこう答えます。

「他の客が来たら荷物をどかす」という思いを胸に、荷物で席を埋めるのもダメ!だって席に荷物があると、他の客はそもそもそこに座ろうと近づいてこないでしょ。

エラくないっすかこの人。起業するくらいだから「内から外」へ向かうエネルギーはスゴイのだろうけど、「外から自分」を見る視点も持ち合わせていますね。

彼のスタートアップ企業はメンバー4人で、オフィスをもたず、カフェで仕事をしているのだそうです。そんなわけでコメントは続きます…

僕達は今年新しいルールを作ったんだ:荷物は足元、あるいはカウンターで立って仕事をする時は、目の前の椅子に置くというルールを。特に気をつけているのは、必要以上にスペースを浸食しないこと。コップやナプキンは僕達の側に起き、僕達の周辺のスペースに他のお客が気軽に入ってこれるようにしているよ。近くのお客が皿を片付けずに退店したときは、すすんで僕達がそれを片付けるようにしている。そうしないと、僕達が不当にスペースを占拠しているように見えちゃうからね。

やっぱりエラくないっすかこの人、そしてこのチーム。他者の視点で物事みてますね。こういうチームが作るプロダクトは製作者の独りよがりを排し、顧客視点に立ったモノになるに違いないと思います。ヨイヨイ。

この英文記事、他のQAも面白いので読んでみてください。他の質問項目も日本のノマドワーカーが気にしそうなモノばかり。

あ、「PCのスピーカーをオンにしてもいいか?」は、「んなのダメに決まってるじゃん」と思うのですけど、こんな質問が成り立つという事実が面白かったりします。

最後に一つ。このブログは僕自身の英語の勉強もかねているので、英語表現のメモを。

  •  Bus(動詞) ; to take away dirty dishes from the tables in a restaurant

「第二の野球」に出会ったら

もし、この世界に野球がなかったら。 その世界に生まれた人は野球というゲームを考えつくだろうか? No、なんじゃないかな。 ボクシングとかサッカーは、それがない世界に生まれても、考えつく可能性は高いと思う。「殴り合う」とか「ボールを蹴ってゴールに入れる」というのは直感的だから。けど...